筋肉痛と対策
こんにちは!院長の松前です。
スポーツの秋ということで、久々に身体を動かして全身筋肉痛になってしまった、、なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は筋肉痛についてお伝えさせていただきます。
まず筋肉痛が起きるメカニズムについてお伝えさせていただきます。
筋肉痛とは、運動によって生じる筋肉の痛みです。
以前は、激しい運動をすると筋肉に疲労物質である乳酸がたまり、筋肉痛を引き起こすと考えられていました。
しかし、乳酸はエネルギーとして再利用できることがわかり、現在では「乳酸は疲労物質ではない」と認識されています。
そこで、新たに台頭してきたのが、運動による筋繊維の損傷を修復する際に、炎症が起こって痛みを引き起こすという説です。
トレーニングなどで普段使わない筋肉を使ったり、同じ動作を繰り返したりすると、筋肉を構成している繊維(筋繊維)に細かな傷ができます。
傷んだ箇所を修復する過程で炎症反応が生じて、ブラジキニンなどの痛みを生み出す刺激物質が生成され、筋肉痛が出現すると考えられています。
一口に筋肉痛といっても、大きく2種類に分かれています。それぞれの違いをご紹介します。
●即発性筋痛 - 急性筋肉痛
急性筋肉痛とも呼ばれる、運動した直後や早ければ運動している最中に起こる筋肉痛です。激しい運動をして筋肉に強い負荷がかかり、過度の緊張状態が続くと、血の巡りが悪くなるため、筋肉の代謝物である「水素イオン」がたまりやすくなって筋肉痛が起こります。
●遅発性筋痛 - 筋肉痛
運動して数時間から数日後に生じる筋肉痛。一般的に筋肉痛といわれるのは、この遅発性筋痛を指します。
最も遅発性筋痛になりやすいのが、下り坂を駆け下りたり、重い荷物を下ろしたりするなど、筋肉を伸ばしながら力を発揮する伸張性(エキセントリック)運動です。
「年をとると筋肉痛が遅く出る」といわれますが、実は医学的には肯定も否定もできない通説。
普段あまり運動をしない人は毛細血管が発達しておらず、筋繊維を修復したり、痛み物質を取り除いたりするのに時間がかかります。
年齢を重ねるとからだを動かす機会が減りがちなので、年齢に関わらず適度な頻度で運動するよう心がけましょう。
次に筋肉痛を早く治すために行う事についてお伝えします
- 冷やす
- マッサージやストレッチで血行促進
- ビタミン摂取
この3つが非常に大切になります。
●冷やす
トレーニングが原因の筋肉痛は、セルフケアで痛みを緩和できるケースがほとんどです。急性期の痛みがひどい場合は、筋繊維がダメージを受けて炎症を起こしている状態なので、氷のうなどで傷んだ部位をしっかり冷やします。
●マッサージやストレッチ
ひどい痛みが治まってきたら、筋疲労物質を流れやすくすると同時に、必要な酸素や栄養を取り込めるように、筋肉組織の血流を促しましょう。38〜40度のぬるま湯にゆっくりつかって軽くマッサージしたり、伸ばしたりしながらからだ全体を温めると、血行促進に効果的です。お風呂上がりには、無理のない範囲でストレッチを行いましょう。血行がよくなることで、筋肉痛が和らぎ、疲労回復にもつながります。
先程もお伝えしたように筋肉痛は筋繊維が損傷した際に起こる炎症反応ですので、
【無理なく行う】ということがとても大切になります。
●タンパク質、ビタミン摂取
食事面では、筋繊維の修復に欠かせない良質なたんぱく質、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB群、疲労回復効果のあるビタミンCを積極的にとると良いでしょう。
筋肉を激しく動かした日や慣れない運動をした日は、疲労回復のために十分な睡眠をとることも大切です。
心身をリラックスさせて、早めの就寝を心がけましょう。
当院のストレッチは患者様の痛みの加減をしっかりとお伺いしながら対応いたしますのでご安心ください☆
参考文献:
OMRON 痛みWITH
https://www.healthcare.omron.co.jp/pain-with/sports-chronic-pain/muscle-pain/
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